最終更新日 2024年10月30日 by usagee
近年ではオール電化住宅が人気を集めていますが、その上でエコキュートを導入しようと考えている人も多いかもしれません。
このような場合には、事前にどのような注意点があるのかをしっかりと把握しておくことが大切です。
目次
かなりの初期投資費用がかかる
一般的にオール電化住宅にしたいと思った場合には、かなりの初期投資費用がかかることになるでしょう。
給湯器をはじめとしお風呂や台所などの設備を整える必要があるため、高額な費用が発生します。
具体的な例を挙げると、ガスコンロの代わりにIHクッキングヒーターを導入することになり、ガス給湯器の代わりにエコキュートを導入することになります。
するとこれだけでも30から40万円程度はかかるでしょう。
タンクの容量によっても販売価格が違うため、大きなタンクにしたいと思った場合には注意が必要となります。
エコキュートの寿命は10から15年ほど
新築やリフォームなどのタイミング以外で設置を考える場合には、床を剥がす工事が必要にもなるでしょう。
このような機器は毎日使うものであるため、経年劣化も考えられます。
一般的にエコキュートの寿命は10から15年ほどとされているため、不具合が発生した場合には修理を依頼したり場合によっては買い替えも必要になるでしょう。
メーカーの保証期間は2から3年程度が一般的であり、その期間を過ぎれば修理費用も高額となります。
定期的にメンテナンスを行い、不具合がないかどうかを確認することにより故障は防げるものの、どうしても寿命は避けられず、買い替えは必須と言えます。
台所用品も買い替えになることがほとんど
台所用品も買い替えになることがほとんどであり、初期費用がかかってくることでしょう。
ガスにしか対応していないキッチン雑貨などは使うことができないため、IHクッキングヒーターに対応しているフライパンや鍋などをかえなければなりません。
特に天ぷらを作る際に使う鍋は専用のものでなければ火災の恐れがあると言われています。
停電の際には使えなくなってしまう
オール電化やエコキュートの場合には、停電の際には使えなくなってしまうため十分に注意してなければなりません。
特に災害時に停電が発生した場合には、長期間で使えなくなってしまうでしょう。
タンクの中には水が溜まっているものの、お湯は使えない状況となっています。
電気が完全に復旧するまでは、お湯が沸かせない事を頭に入れておきます。
IHクッキングヒーターが使えなくなれば、作ることができる料理にも制限が出てきます。
暖房や電子レンジなども使えないので、不便になってしまうことは避けられません。
日中の電気代がかなり高くなる
オール電化向けの料金プランが電気会社から設定されていますが、このような料金プランを選んだ場合には、日中の電気代がかなり高くなります。
一般的な電気代のプランの場合には、どの時間帯に電気を使ったとしても同じ料金が設定されています。
しかしオール電化向けのプランの場合には、深夜の時間帯には安く、日中の時間帯は高めの設定となっているのです。
このようなことから電気の使う時間帯をよく考えなければ、電気代が反対に高くなってしまう可能性もあるということですので基本的には深夜の安い時間帯にお湯を沸かしておくことになりますが、万が一お湯が切れてしまった場合には日中に若洲必要が出てきます。
日中は電気代がかなり高い時間帯になっているため、必要なお湯の量はどれくらいなのかをしっかり把握し調節をすることが大切です。
実際に導入する上での注意点
このような注意点があることがわかりましたが、実際に導入する上での注意点もあります。
その一つは設置できるスペースが限られていることです。
マンションやアパートなどの場合には、隣の家との距離が近いので設置できないケースも考えられます。
最低限必要だとされているのは、幅は約180センチ、奥行きが約80センチとされています。
なかには幅が約45センチで設置できる薄型のタイプも出ていることから、たとえスペースがないという場合でも設置できる可能性が考えられます。
そして使い方次第で電気代が高くなってしまうため十分に注意しましょう。
また場合によってはシャワーの水圧が低くなることも覚えておかなければなりません。
初期の機種の場合には水圧が弱くなりやすいですが、商品が新しくなるにつれ、それが改善されていっています。
シャワーの水圧が気になるという場合には、実際に最高の水圧はどれぐらいなのかを把握した上で購入することが求められます。
万が一壊れた場合には買い替えや修理の料金がかかるため、それも把握して準備しておきましょう。
内容により修理の費用も高くなるため十分な注意が必要です。
具体例を挙げると水とお湯を混ぜ温度を調整する部分が故障した場合には、この時の修理費用は約3万円ほどです。
メーカーにより保証期間や無料交換部品なども違うため、購入を検討する際にはこれらも把握しておくことが大切です。
まとめ
このように導入する上でも、また導入してからも様々な注意点があることがわかります。
お得に活用できるようにする為にも、これらをしっかりと把握しておくことが大切です。
参考サイト
エスコシステムズ評判